αとβ、ふたつのアルブチンの違いは

 

アルブチン

 

ここ最近美容成分として知られるようになったアルブチンですが、実は高い効果を持っている物と、さほど高い効果を持っていないものに分けられています。

 

そもそもアルブチンに二種類ある、ということをご存知ないかたもいらっしゃるかもしれないので、2つの特長や違いをまとめてみました。

 

αーアルブチンとは?

αーアルブチンは、ポッキーやビスコ、ひと粒300メートルといえば知らない人はいない、あの江崎グリコが開発した成分です(この製法で国際特許も取得しています)。

 

αアルブチンの由来になっているのはハイドロキノン。江崎グリコが独自に開発した酵素を利用し、αーアルブチンを量産することに世界で初めて成功しました。それ以後も積極的に開発を続けており、たくさんの研究結果が論文や学会で発表されています。

 

(参照)江崎グリコーファインケミカル「αーアルブチン」

 

βーアルブチンとは?

資生堂により開発されたβアルブチン。昔から化粧品などに採用されていて、一般的なアルブチンといえばこのβアルブチンのことを指します。

 

そもそもアルブチンとはハイドロキノンにブドウ糖が結合したハイドロキノン配糖体と呼ばれるものです。1989年に厚生省(現在の厚生労働省)が医薬部外品の認定を行い、化粧品への採用が急速に広がりました。

 

ただより水やアルコールに溶けやすく美白効果が強い( βの10倍とも)αアルブチンのほうが多くの商品に使われています。

 

基本的にαとβで区別されることとなり、α-アルブチンはβ-アルブチンに比べて10倍もの美容成分を含んでいます。この差はかなり大きなものとなっており、高い美容効果を得るためには、αの方を使っていかなければなりません。

 

しかし目視で確認するのは結構難しいポイントであり、何処を見て判断するのか考えなければなりません。

 

成分表にアルブチンと書かれていれば、まずアルブチンが含まれていないというのはありません。そのためアルブチンと書かれている物を購入すればいいのですが、多くの場合アルブチンだけ書かれている物は、βが利用されています。

 

これはαに比べてβの方が投入しやすい素材であることが要因で、多くの場合アルブチンはβを指す言葉なのです。αを手に入れたいと思ったら、必ずα-アルブチンと書かれている化粧品を購入することになります。

 

またアルブチンにはもう1つの違いがあります。本来成分というのは天然素材から作られている物ですが、中には合成によって生み出されている成分があります。

 

副作用のリスクも

合成によって生み出されるアルブチンは、副作用のリスク(かぶれや赤み等)もあり、利用して肌トラブルが発生する可能性もあります。天然かどうかを成分表から判断するのは難しいため、欲しいと思っている化粧品があるなら、1度調べてから考えた方がいいです。

 

単にアルブチンと言っても、実は美容成分の高いα型とそうでないβ型に分かれている点、さらに天然と合成が存在するという複雑な成分でもあります。安心して利用できる天然成分を中心に探し、その上でαと明記されている物があれば最高の美容成分を手にすることができます。

 

近年は多くの化粧品に取り入れられているアルブチンですが、種類や効力の違いを正しく理解することが化粧品選びを失敗しないコツといえます。