規則正しい「普通」の生活がエイジングケアに重要

夜の繁華街のネオン

 

さまざまな娯楽があふれる現代社会は、夜は静かに眠るという人間の動物的本能をしばし奪いがちです。

 

もちろん遊びだけでなく、山積みになった仕事が終わらず残業で午前様・・・という方も多いでしょう。

 

特に日本人はショートスリーパー傾向にあり、世界的に見ても睡眠時間の少ない国民というデータもありますよね。

 

(参考)国民平均睡眠時間ランキング【東京西川】

 

かつてバブルに狂喜乱舞した1980年代後半「24時間戦えますか?」という栄養ドリンク「リゲイン」のCMも話題になりました。

 

人間の平均睡眠時間を8時間とすれば、一日の1/3は眠っているわけで、平均寿命を考えると30年近くは睡眠時間という換算もできます。

 

それだけ長時間の行為が、身体にとって重要でないはずがありません。

 

睡眠には大きな意味がある

なぜ一日の多くの時間を睡眠が占めているのか?

 

これには大きな意味があります。

 

私たちが健康な見た目と中身で年を重ねていくために、たっぷりの睡眠は必要不可欠なものだからです。

 

特にこのサイトのテーマでいうと、肌にとって睡眠はとても大切なもの。

 

人間が太陽の光を感じる朝に目覚めて、漆黒の闇が来る夜に眠気を感じるのは、体内時計とよばれるバイオリズムがあるからです。

 

そして体内時計の正確さを保つのに欠かせないのが、メラトニンという物質です。

 

(※)メラニンと名前が似ていますがまったく関係はありません。

 

メラトニンとは

メラトニンはホルモンの一種で、脳の松果体(しょうかたい)という部分から分泌されます。

 

別名「睡眠ホルモン」とも呼ばれ、体内時計に働きかけて覚醒と睡眠をコントロールし、正常な眠りを導く作用があります。

 

メラトニンの分泌には光が大きく関わっているのがポイントで、つまり夜に強い光を浴びているとメラトニンの分泌が抑えられてしまいます。

 

光というのはあらゆる照明を含むので、コンビニやスーパーはもちろん、繁華街のネオンなどもメラトニンに影響します。

 

また、メラトニンは体内時計の調節の他に、強力な抗酸化作用があります。

 

メラトニンを正しくたっぷりと分泌できていれば、酸化を大きな原因とする肌の老化(シミやくすみ、しわ、乾燥など)を和らげることができます。

 

だから就寝前のスマホは身体に悪

寝る前にスマホを見る人のイラスト

 

メラトニンはさらに、夜間にたくさん分泌されることがわかっています。

 

そんな大事な時間帯に、たとえばスマートフォンを長時間見るなどはもってのほか。

 

液晶画面から発せられる光(ブルーライト)が網膜に強い刺激を与え、本来夜だった体内時計が昼と勘違いし、メラトニンがあまり出なくなります。

 

するとなかなか寝付けないか、寝ても眠りが浅くなってしまい、細胞が十分に休息できず老化が進んでしまうのです。

 

また、朝に自然な太陽光を浴びて目覚めることも大切です。

 

太陽の光で朝を感じることで体内時計がリセットされ、次の夜のメラトニンの分泌が盛んになるからです。

 

このように、メラトニンを正しく分泌させるためには、自然の時間の流れに合わせて睡眠と覚醒を行うことが重要なポイントです。

 

食事でメラトニンを増やす方法

正しい睡眠のほかにも、メラトニンは食事でふやすこともできます。

 

つまり、メラトニンを多く含む食材を摂ればいいわけです。

 

メラトニンの多い食材(単位:pg/g)
かいわれ大根 858
明日葉 623
春菊 416
大根 155
白菜 112
キャベツ 107

 

ほかにも、玄米やとうもろこし、しょうが、しいたけ、しめじにもメラトニンは含まれます。

 

緑の野菜や根菜、きのこ類にたくさん含まれるということは、具材たっぷりの寄せ鍋をすればメラトニンをたっぷり摂取することができますね。

 

身体もあったまりますし(夏はちょっと暑いですが・・・)、ぐっすりと深い睡眠にも役立つのではないでしょうか。

 

身体のリズムや肌の調子にも大きく関わるメラトニンをしっかり分泌させて、老化に負けない体づくりをはじめてみませんか?