トラネキサム酸はシミに効く?(肝斑について)

お肌のきれいな女性

 

シミにもいろいろな種類がありますが、中でも肝斑は30代〜40代の女性によく見受けられます。放っておいても問題はないのですが見た目が気になりますよね。

 

肝斑は女性ホルモンのバランスがくずれたときにできやすくなります。よく聞く女性ホルモンですが、どうしてくずれるの?どうすればいいの?と疑問に思ったので調べてみました。

女性ホルモンがどうして崩れるの?
女税ホルモンってどこから出るのか知っていますか?脳から指令が出て卵巣から分泌されるんです。まさしく女性って感じですね。

 

女性ホルモンはストレスや睡眠不足、過度なダイエットや更年期などでバランスを崩しやすいのです。現代社会でストレス無しで生活するのはなかなか難しいですが、それ以外にも下記のようなことでもバランスが崩れやすいです。

 

  1. コーヒーや紅茶をたくさん飲む
  2. 過度の疲労
  3. 運動不足
  4. 食生活の乱れ
  5. 昼夜が逆転している
  6. 体を冷やす

 

過度なストレスやダイエットは生理トラブルを招きやすくなります。また、女性は冷え性とよく言いますが、これも女性ホルモンによるものなのです。

 

女性ホルモンが乱れると自律神経が乱れ、それにより体温調節の働きも悪くなって血行不良になり、冷え性になってしまうのです。

 

ホルモンバランスを崩さないためには?
・ストレスをためすぎない
・入浴はシャワーでなくお風呂に入る
・体を冷やすような薄着は避ける
・適度な運動をする
・カフェインを摂りすぎない
・食生活を整える

 

先程もいいましたが、普通に生活していれば何かしらのストレスはあると思います。適度な運動をする、自分の趣味の事をするなどしてストレスを溜め込まないことが大切ですね。

 

体が冷えるというのはあまり良くないことですので、夏の暑い時期でもシャワーで済ませず、半身浴をするなどしてクーラーなどで冷えている体を温めるといいです。

 

肝斑にはトラネキサム酸が最も効果的だといわれています。トラネキサム酸はプラスミンというメラノサイト活性化因子を阻害し、肝斑の原因となるメラニン生成を抑制します。この結果、肝斑が薄くする作用があると考えられています。

 

肝斑やその他のシミについて以下の記事でも解説していますのでよければご覧ください。

 

トラネキサム酸とは?

トラネキサム酸はアミノ酸の一種でもともとは止血剤として用いられていました。歯茎の出血、炎症を抑えるとして歯磨き粉に、また口内炎や喉の腫れを治療する薬など幅広く使われています。

 

美白化粧品に入っている成分はm-トラネキサム酸と書かれています。トラネキサム酸とm-トラネキサム酸の違いって何だろうと思い調べました。

 

トラネキサム酸で肝斑を改善する内服薬を製薬会社の第一三共が開発しました。この薬が世に出てから肝斑はトラネキサム酸が効くと知れ渡るようになりました。

 

m-トラネキサム酸は資生堂が開発した新しい美白成分です。資生堂はシミのところは常に弱い炎症を起こしているということを突き止め(慢性微弱炎症)、メラノサイトを活発化させるプラスミンを抑制する働きを開発しました。

 

m-トラネキサム酸は医薬部外品有効成分として厚生労働省に認可されています。

 

資生堂はm-トラネキサム酸の他にも美白成分を開発しています。

アルブチン、安定型ビタミンC誘導体、ビタミンCエチル、4MSK

資生堂は世界をリードする美白研究を続けています。シミをどんどん解明して新しい美白成分を研究開発して欲しいですね。

トラネキサム酸の効能について

まず美容の効果でいうと、肝斑によるシミを改善します。内服薬と化粧品があり、第一三共のトランシーノUでは1日2回、8週間の服用で高い効果を確認できています。

 

女優の麻生久美子さんをCMに起用したトランシーノシリーズは第一三共ヘルスヘアの人気シリーズ。トランシーノについてさらに詳しい情報は公式サイトを御覧ください。

 

 

化粧品はトラネキサム酸の誘導体であるm-トラネキサム酸を配合された化粧品がたくさんあります。トラネキサム酸をよりお肌に浸透しやすいm-トラネキサム酸でメラニンの生成を抑制して美白へと導きます。

 

また肌荒れやニキビ跡などのシミにも予防、効果があります。

 

医療では止血剤として白血病、手術中、手術後の止血、口内炎、扁桃腺炎や充血など、また皮膚のアレルギー疾患の治療として、湿疹やじんましん、薬疹などの治療にも用いられています。

妊娠中や生理中の使用は問題ない?

肝斑に絶大な効果があるトラネキサム酸ですが、市販の内服薬や病院で処方された薬は妊娠中に飲んでも大丈夫なのか、いろいろ調べました。

 

市販の内服薬には注意事項として、妊娠中の人や可能性のある人、授乳中の人は医師などに相談することとなっています。

 

また、美容皮膚科で肝斑ケアコースなどがありますが、その場合も妊娠中の方は禁忌とされています。

 

トラネキサム酸を妊娠が気づかなかった頃に摂っていたからといって心配する必要もありません。トラネキサム酸は医療でも使われていて安全性は高いと言えます。

 

しかし、妊娠に気づいたらやはり摂取を控えたほうがいいです。心配ならかかりつけの医師に相談してください。

 

妊娠初期は赤ちゃんは豆粒くらいの大きさですが、中枢神経や心臓、手や足など器官のもとが猛スピードで作られる時期です。どんな薬でも自己判断で飲まずに必ず医師に相談しましょう。

 

化粧品などの外用は妊娠中に使用しても問題ありません。ただし、ホルモンバランスが変化しやすい時期ですので、お肌のコンディションも変わってくるかもしれません。パッチテストなどでお肌の状態を確かめてからの使用をおすすめします。

 

生理中は問題ない?

メーカーのサイトなどにはトラネキサム酸は女性ホルモンに影響を与えるとの報告はないと書かれています。

 

しかしあくまでも個人によりますが生理の量が減った、増えた、周期が乱れたなどが見られることもあるようです。心配なようでしたら医師か薬剤師に相談してください。

 

また、トラネキサム酸にそれほど強力な止血作用は期待しにくいので、生理中に飲んでも問題はないと考えられます。

トラネキサム酸がアトピーにいい?

腕を掻いている女性

 

アトピーのかゆみほどたまらいものはないです。かゆみというのは本当に我慢できなくて、ダメだとわかっていてもつい掻いてしまう・・・それを繰り返しているうちに肌が黒く色素沈着してしまいます。

 

トラネキサム酸はアトピーの治療薬としても皮膚科で処方されることもあります。トラネキサム酸は抗プラスミン剤なのでアレルギー疾患の治療にも使われます。湿疹やじんましん、薬疹、かゆみなどですね。

 

さらに、トラネキサム酸は肝斑に効くことはもちろん、ニキビあとやアトピーの色素沈着の改善にも効果が見られます。

 

そもそも色素沈着はなぜ起こるのかといいますと、肌が刺激を受けるとメラノサイトという色素細胞から過剰に分泌されたメラニン色素が皮ふに沈着して起こるのです。

 

みなさんも一度くらい、日焼けや虫さされ、やけどの痕が茶色く色素沈着したことがあるのではないでしょうか。通常は肌はだいたい28日ほどで生まれ変わり(ターンオーバー)、メラニン色素は皮ふの外側に押し出されて消えます。

 

しかし物理的な刺激を受け続けたり、紫外線を浴び続けたりすると肌のターンオーバーが正常に行われず、そのまま色素沈着となって残り消えにくくなるのです。他にもストレスやホルモンバランスの乱れによっても起こることがあります。

 

アトピーで肌を掻くというのも物理的刺激になります。掻いて治してまた掻いて・・・を繰り返す事によって色素沈着を起こしてしまうのです。これはターンオーバーが正常に行われすメラニン色素が残ってしまうという点ではシミと同じといえます。

 

トラネキサム酸は肝斑のシミにも使われるようにメラノサイトの活発化を抑制する働きがあります。ただ効果はすぐに改善を期待するよりは徐々にゆっくり改善されていくので長期戦になることは前提のようですね。

トラネキサム酸の副作用は?

トラネキサム酸で重大な副作用はありません。医師が日常風邪で喉が赤い状態でも処方しますが大きな副作用はほとんどありません。

 

個人差が大きいと思いますが、食欲不振、胸やけ、眠気、発疹などが見られることもあるようです。もし、このような症状が見られたら服用を中止し、医師に相談してください。

 

また、脳血栓や心筋梗塞などの疾患を持つ人には慎重な投与が必要となっています。過去に抗プラスミン剤で過敏症状を起こしたことのある人はあらかじめ医師に相談をしてください。

トラネキサム酸服用中の献血は?

献血をする際に薬を服用していても大丈夫か、ということですが以下の薬については原則として献血当日に服用していても献血できます。
・健康増進のためのサプリメント
・胃腸薬
・降圧薬
・漢方薬
・高脂血症治療薬
・アレルギー治療薬
・少量の女性ホルモン、避妊薬(ピル)
・塗り薬、目薬などの局所投与薬

 

ただし、献血できるかどうかの判断は薬の種類だけでなく、本人の体調や服用目的、症状などを考慮して検診医が最終判断をするので、献血される際は薬を服用している旨を伝えればいですね。

 

トラネキサム酸についてもネットでは献血できるという意見もダメだという意見もあります。トラネキサム酸を服用中に献血に行かれる時は、必ずその旨を伝えて検診医に判断してもらってください。